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車検の検査項目とは?チェック項目や引っかかる項目を紹介!

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誰もが当たり前のように受けている『車検』。でも、その内容を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

車検内容や検査項目を理解していれば、見積り時にも分かりやすくなったり、事前にある程度どのくらい費用がかかるかも分かります。

特にユーザー車検に行く際には、検査項目を事前に点検しておかなければ引っかかってしまう場合もあるので注意しましょう。

そこで本記事では、車検の内容検査項目をできるだけ分かりやすくまとめ、良く引っかかりやすい場所対策を紹介します。

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自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

目次

車検とは?

車検とは、その車が保安基準に適合しているかの確認を行う検査で、車を公道で乗るためには定期的にこの検査を受ける必要があります。

保安基準というのは、簡単に言えば安全上問題がないか、公害にならないかの最低基準で、道路運送車両法により定められているものです。

つまり車検とは、その車が公道を走っても問題がないかという最低限の検査を定期的にするものなのです。

車検の有効期限

車検の有効期限は自家用乗用車の場合、初回が3年、2回目以降は2年ですが、トラックやレンタカーなどのように初回2年、その後は1年で有効期限が切れる車もあります。人を乗せて運行するバスやタクシーなどのように、初回から1年で車検の有効期限が設定されているものもあります。

有効期限は車検ステッカーや車検証に記載されているので、不安な場合は確認しておきましょう。

車検の検査はあくまでも最低基準であるため、車検に合格したからといって有効期限まで安全に乗れるというわけではありません。

車を乗るのであれば、日頃からメンテナンスを行い、安全な状態を維持する義務があります。

車検の検査項目と引っかかりやすい箇所

それでは具体的に車検の検査項目とは何でしょうか?どんな項目があるか気になるという方や、ユーザー車検に行く予定の方は事前に予習しておきましょう。

車検の検査項目は、大きく9つに分類されます。この検査項目が保安基準を満たしていなければ車検に不合格となってしまいます。

ここでは、ユーザー車検の流れに沿って、検査項目と特に引っかかりやすいポイントをあわせて紹介します。

車検証と車が一致しているか

車検証には、型式や車体番号、原動機など車両の基本的な情報が記載されています。車検ではまず、その車が車検証と同一のものかの確認をします。人間でいうところの本人確認のようなものですね。

車検証の内容と大きく異なるような改造や変更がある場合は、構造変更検査を受けなければなりません。

カスタム車は引っかかる可能性がある

車を普通に乗っている方はここで引っかかることはまずないですが、車高を下げていたり、オーバーフェンダーなど、車の高さや幅が変わる場合は注意しましょう。

また、車は最低地上高が9cmと決まっています。可動する部分は該当しないので、だいたいの車はマフラーが一番低くなるはずです。

エアロパーツも灯火類が付いている場合は、9cm以下だと車検に通らないので注意が必要です。

外観の検査項目

外観検査では、車をリフトアップせずに分かる部分の異常や不備が無いかを検査します。

検査項目は、

  • 灯火類の点灯や色、損傷
  • タイヤやホイールの異常や摩耗、緩み
  • ワイパーやウォッシャー液、ホーン
  • ガラスの損傷や透過率
  • マフラーの音量

などがあります。

ホイールの緩みは、検査員がホイールナットを叩く音で緩みが無いか検査します。ユーザー車検に行く際には、ホイールカバーを事前に外しておきましょう。

また、社外のマフラーに交換している場合は、音量を計測されると思ってください。

車検対応であっても、古くなると音が大きくなって通らないことがあります。

外観検査で引っかかりやすいポイント

外観検査で引っかかりやすいポイントは、

  • 灯火類の球切れやひび割れによる光漏れ
  • タイヤ溝が無くスリップサインが出ている
  • ウォッシャー液がでない
  • ホーンが鳴らない
  • フロントガラスや運転席などのフィルム

などがあります。

引っかかっても比較的簡単に交換や修理ができる項目ですが、ライトやウォッシャー液のモーターなど、故障箇所によっては部品がすぐに手に入らないものもあります。

車検場の近くには部品屋さんがあることも多いので、一度聞いてみると良いかもしれません。

灯火類は特に引っかかりやすいので注意

特に引っかかりやすいヘッドライトなどの灯火類ですが、車に付いているものは全て点灯しなければ車検には通りません。

特に車の後方に付いているハイマウントやナンバー灯などは見落としやすいので注意しましょう。

また、ヘッドライトなどの灯火類は、それぞれ色も決められています。

カー用品店などで社外品に交換している方も多いですが、車検対応品でも車検に通らない場合があるので、純正品が残っていれば戻しておいたほうが無難です。

室内の検査項目

室内検査では、車の室内に異常や不備がないかを検査します。

検査項目は、

  • シートやシートベルト
  • メーターやハンドル
  • 室内灯の色
  • 発煙筒

などがあります。

元々付いているシートのヘッドレストがなかったりしても車検には通らないので、車検を受ける前に確認してください。

室内の検査で引っかかりやすいポイント

室内の検査で引っかかりやすいポイントは、

  • シートベルトのランプがつかない
  • 発煙筒が無い

といった2つが多いと思います。

特に年式が古い車は、シートベルトの故障によってランプがつかなかったり、メーター内のランプが球切れしていたりします。カー用品店などでは販売されていないことも多いと思うので、こちらも部品屋に聞いてみるのが良いでしょう。

発煙筒には使用期限もあります。経験上、期限までは見られないことも多いですが、念のため期限が切れていれば交換しておきましょう。

その他メーター内ランプの球切れにも注意!

メーター内には、運転者に異常を知らせる警告灯が多く付いています。これらのランプも基本的に正常な状態でなければ車検には通りません。

特にブレーキやABS、エアバックやエンジンチェックランプなど、事故に繋がる可能性の高いランプは必ずチェックされます。

警告灯が点灯していれば気付くと思いますが、球切れの場合は普段から気付きにくいので注意しましょう。

排気ガス検査

排気ガスも公害防止のために検査項目に入っています。専用の機械によって測定されますが、基準値は車の年式によって変わります。

明らかに排気ガスが臭かったり、エンジンが不調だったりしない限り、引っかかることは少ないでしょう。ディーゼル車の場合は、ガソリン車とは違い、黒煙、又はオパシメーター検査をします。

アクセルを大きく踏み込んだ状態で検査を行うので、事前に回転数を高めにして走行したり、空ぶかしなどを行っておくと良いかもしれません。

サイドスリップ検査

聞き慣れない言葉だと思いますが、サイドスリップ検査では、タイヤの横滑り量を測定します。車のタイヤは、直進安定性を高めるため、タイヤの前側がやや内側を向くように調整されています。大きくずれていると車が真っ直ぐ走らないので車検の時に基準値以内で収まっているかを検査するのです。

ハンドルを左右どちらかに切らないと真っ直ぐ走らなかったり、タイヤが偏摩耗している車は要注意です。

もし引っかかってしまった場合は、車検場の近くに必ず予備検査をしてくれる場所があります。そこに行けば、既定の範囲内に調整してくれるはずです。

スピードメーター検査

スピードメーターと実際の速度に誤差が無いかを検査する項目です。タイヤが空転する状態で、アクセルを踏み、メータが40kmに到達した時点でパッシングやボタンを押し、誤差を測定します。

タイヤの外径が大きく変わってしまうようなインチアップを行っている方は、メーターに誤差が生じるので注意しましょう。

また、メーターは正常で、操作を行う自分自身に原因があることも多いです。ゆっくりアクセルを踏み、確実な操作を行いましょう。

ヘッドライト検査

ヘッドライトの光量や光軸を検査します。以前はハイビームでの測定が一般的でしたが、今では平成10年以降の車は、原則的にロービームで測定します。

ハイビームで測定する車の場合ですが、1つのバルブで切替ができるタイプと、2つのバルブに分かれている場合があります。

後者の場合、ロービームのライトを紙などで覆う必要があるため、検査ラインに入る前に対処しておく必要があります。

ヘッドライト検査は予備検査場を利用するのがおすすめ

ヘッドライト検査は、検査項目の中で最も引っかかりやすいポイントです。光軸は普通に乗っていても狂ってしまうので、基本的には車検前に調整が必要だと思った方が良いでしょう。

一度試しに検査を受け、落ちたら調整するという方法もありますが、混雑時などは再検査に時間がかかる場合もあります。

時間を無駄にしたくないのであれば、事前に予備検査場を利用し、光軸調整だけでもやってもらうことをおすすめします。予備検査場は、陸運局の近くにあるはずなので、事前に調べておきましょう。

また、ヘッドライトの曇りや黄ばみがひどいと、車検に通らない場合もあるので注意してください。

ブレーキ検査

ブレーキがしっかり効いているか、左右で大きな差が無いか、引きずりは無いかなどを検査します。しっかり踏まないと引っかかってしまうことも多いので、検査時は強めに踏み込みましょう。

また、フットブレーキだけでなく、駐車ブレーキの効き具合も検査します。測定するまで分かりにくい項目ですが、事前にブレーキ周りに異常がないか点検しましょう。

引きずりは車をリフトアップし、タイヤを手で回転させることができれば概ね問題ありません。

下廻り検査

検査員が下廻りをチェックし、ボルトの緩みが無いか、ハンドルのギアボックスに異常はないかその他の油漏れは無いかなどを確認します。

オイルが多少滲んでいる程度なら下廻りを洗浄して少し様子をみましょう。明らかに漏れがある場合は修理が必要です。

走行距離が多い車、年式の古い車は注意!

車はエンジン以外にも、下廻りの可動部分に多くの潤滑油を使用しています。潤滑油はゴムブーツなどで覆われていますが、ゴムなので年月が経過すれば劣化して硬くなります。

これらのブーツが切れてグリースが漏れていても車検には通りません。走行距離が10万km前後、新車から10年近く経過している車は、特に念入りに点検を行いましょう。錆による腐食も車検に通らない場合があるので、雪国などで使用される車は注意しましょう。

検査に引っかかった場合の対処法は?

ユーザー車検を受けたけど、上記のいずれかが基準を満たすことができず、合格できなかったという場合もあるでしょう。

その場合は該当の箇所を修理し、再検査を受ける必要がありますが、当日中であれば2回までは無料で再検査を受けることができます。(初回を含めば3回)

再検査の場合は、不合格となった箇所だけ検査を受ければ良いので、再検査であることを伝えましょう。灯火類の球切れなどは自分でもすぐに交換できるので、できれば当日中に再検査を受けたいですね。

該当箇所の整備に時間がかかる場合

ブレーキの制動力が保安基準以下だったり、下回り検査でオイル漏れなどがあった場合など中には整備に時間がかかる場合もあります。

その場合は、『限定自動車検査証』を発行してもらう必要があります。有効期限は15日間となりますが、その間は車検が切れていても車を乗ることができます。

限定自動車検査証には、不合格となった箇所が記載され、有効期限内であれば再検査が受けられます。検査手数料を払う必要はありますが、初回より少し安い1300円で済みます。検査内容も該当箇所だけ確認すれば完了です。

しかし、有効期限内に再検査が間に合わない場合は、もう一度最初から車検を受けなければなりません。あまり遅くなると、自賠責も追加で延長しなければいけなくなり、車検費用にも影響があるでしょう。

不安があるなら車検業者に依頼しよう!

費用を安くしたいからとユーザー車検に行く方も増えているようですが、結果的に車検に合格できず、時間と手間を無駄にする場合も多いです。

特に走行距離の多い車や年式が古い車であるほど、そのままでは車検に通らない可能性が高くなります。

修理費が高くなるようなら、車を買い替えるという選択肢も考えたほうが良いかもしれません。

ある程度車の知識があり、車検に通るかどうかくらいの判断ができるなら良いですが、そうでなければ最初から車検業者に依頼する方がおすすめです。

車検は検査に合格したから良いというわけでもなく、最初にも言ったようにあくまでも最低ラインの基準を満たしたに過ぎません。

車の使用者には、車検の前後に『法定24ヶ月点検』を実施する義務があります。

24ヶ月点検と車検の違い

車検は保安基準を満たしていれば良いので、部品の劣化や寿命が近づいていても合格できます。しかし、それではとても安心して車に乗ることはできませんよね?

一方、法定24ヶ月点検というのは、車検で検査する項目よりも細かい点検を行い、劣化や寿命が近い部品などを発見し、必要に応じて調整や交換などを行います。

その点検箇所は56項目に及び、未然に事故などを防ぐことを目的としているのです。ディーラーや整備工場などの車検は、基本的に法定24ヶ月点検をあわせて行っています。

これが、ユーザー車検と車検業者の費用に差が生じる理由の1つです。

法定24ヶ月点検の点検項目って?自分でもできる?

56項目の中には、ブレーキなどの重要なパーツを分解し、点検や清掃、調整することも含まれています。

地方運輸局長から認証された整備工場などでなければ、他者の車の法定24ヶ月点検を行うことはできません。

『他者の』とあるように、自分の車であれば自己責任で点検を行うことができます。確かに知識がある方から見れば、それほど難しい内容ではありません。

詳しい点検内容が知りたい方は、車検証と一緒に乗っている整備記録簿を見てみると良いでしょう。一度でも車検を受けた車であれば、必ず車検証と一緒に保管されているはずです。

法定24ヶ月点検は後整備可能・・・でもそれが問題に

以前は車検を受ける前に24ヶ月点検を受けなければいけなかったのですが、今では車検後に実施しても良いことになっています。もちろん自分で直接車を陸運局へ持ち込むユーザー車検の場合も例外ではありません。

ですが、実際のところ、この点検整備を行うだけの知識や設備がある方は少なく、そのまま実施していないことも多いでしょう。

やっているつもりでも、目視などの簡易的な点検で終わらせている場合がほとんどだと思います。点検だけ別に依頼することもできますが、それでは最初から業者に依頼する場合と費用は大きく変わりません。

せっかく車検の費用を抑えるためにユーザー車検を受けた方が、わざわざ業者に点検を依頼するケースは少ないはずです。

今の車はコンピューター制御が多いので、何か異常があればコンピューターが検知して警告灯などで知らせてくれます。しかし、全ての異常を知らせてくれるわけではありません。

昔に比べたら異常に気付きやすくなってはいますが、しっかり整備をしていない車が街中を走っているのは危険を感じますね。

やっぱり車検はプロに依頼する方が安心!

いかかでしたか?車検の検査項目や、法定24ヶ月点検の内容など、ある程度理解できたでしょうか?車を安全な状態で乗り続けるためには、やはり日頃から点検、整備することが重要です。

車検もプロの整備士がいる業者へ依頼したほうが安心ではありますが、中には本当に車が好きで、メンテナンスの重要性を理解している方もいます。

日頃から点検をしっかり行い、車の不調や違和感にいち早く気付き、適切な判断ができる方にはユーザー車検はおすすめです。

そうでないというのであれば、「車検はプロへ依頼する方が良い」と、整備士の私は思います。車検は高いというイメージがありますが、業者の選び方次第でかかる費用も大きく変わります。

同じ車検なのに見積りの金額が違うのはなぜ?各業者の相場が知りたい!という方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

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自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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