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新車にガラスコーティングは必要か?しない方がいい人とは?

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新車購入時に勧められることも多い車のコーティングですが、本当に必要なのか疑問に感じている方も多いと思います。

結論から言えば、新車にコーティングが必要かどうかというのは、その人がどのように車を扱っていくかによっても変わります。

そこで本記事では、「あなたにはコーティングが本当に必要なのか?」その点について判断できるように、コーティングの良くある誤解やメリット、デメリット等をまとめました。

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

目次

新車にガラスコーティングは必要か?良くあるコーティングの誤解

新車を購入する際には、良くディーラーの営業マンにコーティングを勧められます。その理由として挙げられることは、細かく言えば色々ありますが、簡単に言えば『車を長く綺麗に保つため』ですよね。

綺麗に乗っている車は見た目はもちろん、売却時の査定にも影響するので、確かに大事なことです。

しかし『車を綺麗に保つためのコーティング』には、受け手によって様々な誤解があります。

例えば、

  • 新車にコーティングをかけるだけでずっと綺麗な状態が続く
  • 汚れがつかないから洗車をしなくても良い
  • 一度コーティングをかければメンテナンスは要らない

等と考えている方も多いのではないでしょうか?

もし、コーティングを上記のように考えていて、新車購入時にかけようと思っているのであれば一旦考え直したほうが良いでしょう。

ハッキリ言って、そんな魔法のようなコーティングは存在しません。

そもそもコーティングとは?

コーティングというのは、簡単に言えば塗装の上に膜をつくり、保護するためのものです。

塗装の上に膜をつくるわけですから、紫外線などによるダメージをコーティングが引き受けてくれることになり、コーティングしていない車よりは確かに塗装は守られます。

しかし、このコーティングによる被膜は永久的なものではありません。

新車購入時にコーティングの種類を選べるところもありますが、耐久性の高いガラスコーティングでも長くて3年~5年程度の期間しか持続しません。

さらに、ダメージが大きければその分コーティングは早く劣化しますので、何もしなければどんどん劣化していきます。

洗車もしないで放置し続ければ、3~5年効果があると言われるコーティングでも1年持たないでしょう。

この時点で、新車にコーティングをかけるだけでは、ずっと綺麗な状態が維持できるという訳ではないことがわかります。

一度コーティングをかければメンテナンスは要らない?

新車購入時に勧められるコーティングには、『メンテナンスフリー』を謳っているものも多いですが、コーティングにメンテナンスは必要です。

このような誤解が生じてしまうのは、『メンテナンスフリー』という言葉は同じでも、業者側とユーザー側の認識が違うことが原因ではないでしょうか。

これは、車業界だけに言えることではありません。多くの場合『メンテナンスフリー』という言葉は、メンテナンスが楽になるとか、耐久性が長いといった場合に使われます。

つまり、新車時にコーティングをかけておけば、

  • 新たにワックスや他のコーティングをかける必要がなくなる
  • 汚れが定着しにくくなり、日頃の洗車が楽になる

というのが『メンテナンスフリー』という言葉の本当の意味です。

間違っても洗車をしなくても良いなんて勘違いをしてはいけません。

コーティングをかけても走っていれば普通に車は汚れますし、鉄粉や油汚れがつくこともあります。そんな状態で長い間放置してしまえば、コーティング被膜はひとたまりもありません。

コーティングをかけることで汚れが定着しにくく、洗車時に洗い流しやすいのは確かです。

しかし、車を綺麗な状態で保つためには、定期的なメンテナンス、つまり洗車が必要不可欠であることは理解しておきましょう。

新車にガラスコーティングをかけるメリット

結局洗車をしなければいけないのであれば、新車にガラスコーティングをかけるメリットがないと思う方もいるかもしれませんが、メリットはもちろんあります。

通常、ガラスコーティングをかける前には下地の処理(磨き)が必要になりますが、新車の状態であれば、基本的に塗装面に汚れやくすみなどはありませんので、下地処理は必要ありません。

コーティング業者によっては、より輝きを出すために新車であっても下地処理を行う場合があります。新車であっても塗装面は凹凸があったり、納車までの過程でついた細かいキズがあったりするからです。

ただ、新車の状態をキープするのが目的であれば、下地処理をする必要はないでしょう。

下地処理が不要であれば、その分コーティングにかかる費用も安くなります。この先コーティングをかけるつもりがあるなら、新車時にかけるメリットはあるでしょう。

また、ガラスコーティングの費用は意外と高額なので、新車購入時であれば一緒にローンへ組み込むことができたりします。これも考え方によってはメリットとなる1つです。

コーティング専門業者に直接依頼した方が安い場合も・・・

新車購入時にディーラーへガラスコーティングを頼む場合は、費用に対するメリットが失われる可能性もあります。

ディーラーは車の販売やメンテナンスが主な業務であり、コーティングは外注している場合も多いからです。

その場合、通常の料金にディーラーの利益が上乗せされていることも少なくありませんので、直接コーティング専門店などに依頼するより割高になってしまいます。

割高になるといっても、自分で業者を探したり、車を直接持っていく手間を考えれば、必ずしもデメリットになるわけではありません。

とは言え、近くにコーティング専門店があるのであれば、一度見積りをして比較してみると良いでしょう。

新車購入時にガラスコーティングをかけるデメリット

新車購入時にディーラーへコーティングを依頼する場合、価格の面だけではないデメリットが他にもあります。それは、業者を自分で選ぶことができないというデメリットです。

コーティング専門店には、コーティングのことを熟知したスタッフがいますので、コーティングの技術はもちろん、その後のメンテナンスやちょっとした疑問なども詳しく対応してくれるでしょう。

しかし、新車購入時にコーティングを依頼した場合、窓口はディーラーになります。

ディーラーの担当者もある程度の知識はあると思いますが、その多くはコーティングを販売するための知識です。専門的にコーティングを行っている方と比べてしまえばやはり劣ってしまいます。

また、直接コーティングを依頼する時に比べてディーラーを経由する分ため時間もかかります。早く新車に乗りたくて、納車が待ち遠しいという方にとっては、納車の時期がやや遅くなるということもデメリットになるでしょう。

結局新車にガラスコーティングはかけるべき?

冒頭にも言いましたが、新車にガラスコーティングをかけるべきなのかどうかは、車に対してどのような価値観を持っているかによっても変わってきます。

  • 車を大切にしていて、汚れていると気になる
  • 洗車が好きで定期的なメンテナンスも苦じゃない
  • 少しでも長く綺麗な状態で乗りたい

という方であれば、新車時にコーティングをかけることをおすすめします。

車のコーティングは、定期的に洗車をすることによって、本来の効果が最大限発揮できます。

細かい傷も付きにくくなり、コーティング被膜も長持ちするので、高いお金を払うだけの価値はあるはずです。また、コーティングをかけることにより、傷だけでなく汚れも付きにくくなります。

上記のような価値観を持ちながらも、洗車をする頻度や手間を減らしたいという方には特におすすめです。

洗車の頻度も少なくて済むようになるので、

  • 洗車はしたいけどなかなか時間がとれない
  • 大きい車で手間を少しでも減らしたい


と考えているのであれば、ガラスコーティングをかけてみてはいかがでしょうか?

コーティングの種類によっては自分でも簡単にかけられる!

一般的に車のコーティングと言われているものにはいくつかの種類があります。

大きく分ければ、比較的自分でも簡単にかけられる樹脂系(ポリマー)コーティングガラス系コーティング、施工が難しいと言われるガラスコーティングの3つです。

コーティングの種類については、こちらでも詳しくまとめてありますので参考にしてください。

コーティングの費用を抑えたいのであれば、自分でコーティングをかけるというのも選択肢の1つです。コーティングの出来を大きく左右するのは下地処理なので、新車時であれば例えガラスコーティングであっても比較的簡単に施工できます。

とはいえ、自宅で完全硬化する本格的なガラスコーティングをかけるのはとても難しいです。専門店などと違って設備も無いので、施工中に小さいな埃などがついてしまう可能性があり、正直なところあまりおすすめできません。

そこでおすすめなのがガラス系コーティングで、DIYでも簡単に施工できます。特におすすめのコーティング剤は楽天でとても評判の良いリボルトです。

コーディング剤部門で1位を獲得したこともあり、実際に全国に店舗のあるコーティング専門店が販売している商品なので信頼度が違います。

耐久性は本格ガラスコーティングに劣りますが、艶や撥水性などは抜群で、施工もクロスに吹き付けて拭き取るだけです。

カー用品店などで売っているものとは一味違うので、洗車好きな方はぜひお試しください!

リボルト
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新車にガラスコーティングしない方がいい人とは?

コーティングが必要な方とは違い、

  • 車は単なる移動手段
  • 多少汚れていてもそれほど気にならない
  • 洗車は嫌いで面倒くさい
  • 車は2、3年毎に乗り換える

という価値観を持っている方であれば、新車にガラスコーティングをかける必要性は低いと思います。ガラスコーティングをかけたから付加価値がつくというわけでもありませんし、施工費用も高額です。定期的に洗車をしなければすぐに劣化してしまうので、せっかくガラスコーティングをかけても無駄になってしまうでしょう。

また、新車から2~3年で乗り換えるなら、コーティングをかけなくても綺麗な車は十分維持できるはずです。その場合、ガラスコーティングをかけてもコスパが良くないので、基本的には必要ないでしょう。

ガラスコーティングしなくても車を綺麗に保つ方法

洗車が面倒なのであれば、コーティングに払うお金を洗車にあてて、ガソリンスタンドなどで手洗い洗車をしてもらうほうがおすすめです。

定期的な洗車さえしていれば、塗装が傷むことはそう簡単にはありませんし、洗車時に簡易的な撥水コートやポリマーなどを施工すれば、数カ月はその効果が持続しますよ。

また、上記の価値観とは真逆ですが、車が好きで洗車などにかかる手間を惜しまないという方もガラスコーティングは必要ないと思います。

磨きでより艶を出したいという場合は別ですが、自分でワックスがけやポリマーコーティングなどを定期的にかけていれば、わざわざ高いコーティングをかける必要などないからです。

もちろん艶を出したいからガラスコーティングをかける方も多いと思いますが、ワックスでも深みのある艶がでたりしますので、その辺りは好みの問題でしょう。

オートサロンなどの展示車両でも未だにワックスは使われているので、汚れやすいというデメリットはありますが、艶を出したい人にはおすすめですよ。

洗車が面倒なら洗車機を使っても良い!

地域によってはセルフのガソリンスタンドがほとんどを占めていて、近くに手洗い洗車をやっているところがないという方もいるかもしれません。

その場合でも洗車機を利用して定期的に洗車をすれば、かなり綺麗な状態を維持できます。今の洗車機はかなり進化していて、傷も付きにくく、簡単なコーティングもできてしまいます。

ポリマーなどのコースを定期的にかけていれば汚れも付きにくく、艶のある状態を保つことができるはずです。

1度ではそれほど効果はありませんが、繰り返し洗車することでコーティング被膜も厚くなり、塗装もしっかり保護できるので、洗車が嫌いな方にもおすすめです。

コーティングをかけているからといって洗車機を利用してはいけないわけではありません。コーティングをかけているのに洗車をしないのであれば、洗車機を利用した方が遥かに良いです。

コーティングの種類によっては洗車機のメニューの中には不向きなものもあるので、そこだけ気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたか?コーティングは洗車にかかる手間を減らし、長く綺麗な状態を維持したいという方には心強い味方になってくれるはずです。

しかし、コーティングをかけなければ綺麗な車を維持できないわけではありません。自分のライフスタイルに合わせて、コーティングが本当に必要なのかどうかを判断してみてください。

また、乗り換え時に車を高く売却できれば、その分でコーティングをかけることもできます。

もし、新車を購入する際に下取りを依頼しようと考えているなら、損をしてしまうかもしれませんよ?一度下記の記事もチェックしてみてください。

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自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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