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ガソリンスタンドで洗車だけの利用はあり?手洗いと機械の違いや料金比較!

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ガソリンスタンドの洗車は大きく2種類があり、手洗い洗車と洗車機による機械洗車に分かれます。

初めてガソリンスタンドの洗車を利用する方は、

  • そもそも違いが分からない
  • 何を選ぶべきなのか分からない
  • 頼み方が分からない
  • 洗車だけでも利用していいの?

などといった不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、ガソリンスタンドの手洗い洗車や機械洗車のメリット・デメリットを解説します。

値段の違いや頼み方についても紹介するので、初めての方でも安心してガソリンスタンドの洗車を利用できるようになるはずです。

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

目次

ガソリンスタンドって洗車だけでも利用して良いの?

いつもガソリンを入れている店舗は手洗い洗車をやっていなかったりする場合、他のガソリンスタンドで洗車だけしてもらいたい方も多いでしょう。

もしかしたら洗車だけの利用に抵抗を感じているかもしれませんが、給油をしなくても全く問題ありません。ガソリンスタンドは油外商品に力を入れているため、むしろ歓迎されるくらいです。

もちろん手洗い洗車だけでなく、洗車機の利用や掃除機(有料)などの設備も給油せずに利用できます。

実際私もガソリンスタンドで働いていた経験がありますが、洗車だけ利用するお客様は多くいましたので、遠慮なく利用しましょう。

ただし、ガソリンスタンドは洗車場ではないため、ワックスやコーティングなどを使用した長時間の洗車は禁止されている場合が多いので注意してください。

ガソリンスタンドの拭き上げスペースはあくまで洗車機利用後の拭き上げをする場所であり、水道だけ借りて洗車するなんてことも当然マナー違反です。

また、休日や連休は比較的ガソリンスタンドの洗車は混雑します。特に年末は洗車待ちで行列ができるところも多いので、洗車するなら覚悟していきましょう。

もし年末に洗車を利用する場合は、早朝や夜間などは比較的空いているので、時間をずらしていくことをおすすめします。(早朝は寒いと凍結して使えない場合もあるので注意)

このように、ガソリンスタンドは洗車だけでも利用することは可能です。とはいえ、初めてガソリンスタンドの洗車を利用する方はわからないことだらけですよね。

ここからは、ガソリンスタンドの洗車について詳しく解説していきます。

ガソリンスタンドの手洗い洗車

手洗い洗車はスタッフが車を隅々まで手洗いし、拭き上げまで行ってくれる洗車です。依頼すれば待っているだけで洗車は完了し、自分が何かすることはありません。

手洗い洗車は、ボディーに優しいムートンを使用し、泡をたっぷりかけて車を洗います。

汚れがひどい車も事前に砂や泥などを念入りに洗い流すことができるため、傷がつきにくいというメリットがあります。

一方、洗車機を使用した機械洗車に比べて値段が高いことや時間がかかることがデメリットでしょう。

手洗い洗車はフルサービスのガソリンスタンドはもちろんですが、セルフのスタンドでも行っています。

ただし、車検やメンテナンスなどを行わないセルフのガソリンスタンドでは少人数で営業されていることが多いため、基本的に手洗い洗車はやっていないはずです。

手洗い洗車の値段

手洗い洗車の値段はお店によって異なります。また、車が大きいほど料金が高くなるようになっているところがほとんどです。

どのガソリンスタンドも概ね2,000~3,000円前後が相場となっていて、調べたところではコスモ石油のSSサイズ価格が1,836円~と一番安くなっていました。

車のサイズの定義がそれぞれ少し違うことや、店舗によっても違う可能性がある点には注意してください。

具体例として、宇佐美の手洗い洗車の料金は以下の通りです。正式な料金は店舗によって変わる可能性があるため、詳細は各店舗で確認してください。

車の大きさ参考価格(税込)
SSサイズ(ワゴンR/ムーブなど)2,200円
Sサイズ(パッソ/ノートなど)2,320円
Mサイズ(プリウス/ゴルフなど)2,600円
Lサイズ(クラウン/フーガなど)2,850円
LLサイズ(ハリアー/アウトランダーなど)3,240円
XLサイズ(ベンツGL/エスカレードなど)3,950円
宇佐美の手洗い洗車の料金(2020年12月)

手洗い洗車にかかる時間

ガソリンスタンドの手洗い洗車にかかる時間は、通常なら20~30分程度が目安です。

しかし、お店の混雑状況や車の大きさ、汚れ具合などによっても時間は変わるため、あくまで目安として考えてください。

また、手洗い洗車の受付時間も店舗によって変わりますが、大体8:00~18:00前後のところが多いです。

24時間営業しているガソリンスタンドでも夜間の受付は行っていないところがほとんどで、遅くても20時くらいまでだと思ってください。

利用する際は受付時間を調べておき、余裕をもって利用しましょう。

手洗洗車の頼み方

手洗い洗車の頼み方は簡単で、フルサービスのガソリンスタンドなら給油前、もしくは給油中にスタッフへ洗車をしたいと伝えるだけです。

セルフのガソリンスタンドであれば、給油後(給油なしでもOK)に直接店内へ行き、洗車をお願いしましょう。

洗車を依頼したら、あとは車のキーを預けて店内で終わるのを待つだけです。終わったら仕上りを確認し、料金を精算して完了となります。

また、手洗い洗車は飛び込みで利用することも可能ですが、ネットから予約できるガソリンスタンドもあります。

混雑していると結構待つ場合があるので、できれば予約してから行くことをおすすめします。

ガソリンスタンドの洗車機による機械洗車

洗車機による機械洗車はセルフのガソリンスタンドに多く、車に乗ったまま洗車ができるタイプが主流でドライブスルー洗車とも言われます。

洗車機による機械洗車は手洗い洗車よりも値段が安く、スピーディーに洗車できるのがメリットです。

洗車メニューも豊富で、簡易的なコーティングが短い時間で完了します。

一方、最近の洗車機はボディーに優しい布やスポンジを使用しているとはいえ、手洗い洗車と比べればボディーに傷がつきやすいというのが機械洗車のデメリットでしょう。

洗車機のブラシが直接傷をつけることはほとんどないですが、手洗い洗車のように念入りに砂や泥を落としたりすることはできないため、砂や泥の引きずりが傷の原因になります。

また、洗車機も進化していますが、機械洗車ではどうしても洗えない部分がでてきます。洗い残しによって拭き上げ時に砂などが引きずられることも洗車傷の原因です。

さらに、洗車機を利用する場合は車のサイズや形状によっては利用できないというデメリットもあります。

フルサービスのガソリンスタンドでは、スタッフが洗車機を操作して行う場合もありますが、今はセルフのガソリンスタンドが増えているため、洗車機を自分で操作して利用する店舗が多いでしょう。

洗車機の操作は難しくないですが、使い方を間違えると車の破損に繋がる場合もあるため注意してください。

使用方法が分からない場合はスタッフに聞けば教えてくれるはずですよ。

洗車機のコース

洗車機には様々なコースがあり、自分の好みに合わせて洗車メニューを選ぶことができます。

洗車機のコースは店舗によって名称は違いますが、

  • 水洗い(シャンプー)
  • ワックス(撥水)
  • ポリマーコーティング
  • ガラス系コーティング

と大きく分ければ大体4種類です。

おすすめの洗車コースは車によって違いますが、コーティングをかけているなら水洗いかシャンプーのどちらかを選びましょう。

特にコーティングをかけていないなら、洗車機のコーティングも艶が出てツルツルになるのでおすすめです。

ただし、効果が持続する期間は短いので、定期的にかけて車を綺麗に保ちましょう。

洗車機の料金

洗車機の料金は選ぶコースによって変わりますが、店舗によってコースが違うので、一概にいくらとは言えません。

同じ会社のガソリンスタンドでも、洗車機のメーカーが違えばコースも違うので、利用予定の店舗で確認が必要です。

あくまで目安ですが、一番安いコースで400円程度、高いコースになると2,000~3,000円程度になるでしょう。

具体例として近くにある出光昭和シェルの洗車メニューを紹介しますが、店舗によっても違うので参考程度に考えてください。

洗車コース価格(税込)
シャンプー400円
ワックス700円
撥水1,000円
ポリマーコート1,500円
ダブルポリマーコート2,000円
クリスタルコート2,500円
出光昭和シェルの洗車メニュー

機械洗車にかかる時間

洗車機の洗車は早ければ2~3分程度で終わります。コーティング系のコースは何往復もするため、時間もその分かかりますが、それでも5分程度です。

ただし、これは車が洗い終わるまでの時間で、ここから拭き上げをしなくてはなりません。慣れていない方だと洗車の拭き上げに20~30分かかってしまうこともあるでしょう。

一部のフルサービスのガソリンスタンドでは、拭き上げまでやってくれる機械洗車があります。その場合、複数人のスタッフが手際よく拭き上げしてくれるので、洗車機の時間を入れても15分程度で洗車が完了するはずです。

ちなみに、洗車機が利用できる時間はガソリンスタンドによって違います。

24時間利用可能な店舗もあれば、夜間は停止している店舗もあるので、利用予定の時間に合わせてスタンドを選ぶというのも良いかもしれません。

手洗い洗車と洗車機はどちらがおすすめ?

傷がつくのが嫌だから手洗い洗車を選ぶ方は多いと思います。

ですが、個人的には余程神経質な方以外は洗車機で良いと思っています。

というのも、洗車をする以上傷がつくリスクはあり、手洗い洗車だから100%傷がつかないというわけではないからです。

最近の洗車機はほとんどがボディーに優しいブラシを使用していて、目に見える傷がつくことはほとんどありません。

黒などの濃色車は細かい洗車傷が目立つといいますが、それが本当に洗車機によるものかも疑問です。

例えば、円を描いたような洗車傷はワックスがけや拭き上げ時についた可能性が高く、洗車機による傷ではありません。

なぜなら、洗車機のブラシは回転こそしていますが、ボディーを通り抜けるようにあたるため、傷がつくとしても直線の傷であり、曲線的な傷はつかないからです。

また、仮に長年洗車機を利用したことで洗車傷が目立ってきたとしても、専門店で磨きを依頼すれば新車のようにピカピカになります。

毎回手洗い洗車に高い料金を払い続けるよりは、安い洗車機を利用し、洗車傷が気になるようなら磨きを依頼するほうが経済的ではないでしょうか。

このような理由から、個人的には洗車機で十分だと思っていますが、お金に余裕のある方や、洗車が面倒だという方には手洗い洗車はおすすめです。

結局は人によって何を重視するかは違うので、自分に合った洗車方法を選びましょう。

まとめ

ガソリンスタンドの洗車には手洗いと洗車機があり、どちらもメリットとデメリットがあります。

自分に合った洗車方法を選び、定期的に洗車をしていれば、車を綺麗な状態に保つことができるでしょう。

最近ではセルフのガソリンスタンドが増えてきて、手洗い洗車をやっていない店舗も多いので、利用する際は事前に調べておくと良いかもしれません。

また、洗車をしたのにボディーに白い跡が残ってしまって悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

それはイオンデポジットやウォータースポットなどと呼ばれるもので、普通に洗車しても落とすことはできません。

下記の記事で詳しく解説しているので、興味があれば参考にしてみてくださいね。

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自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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