最近の車はタイヤサイズが大きくなり、タイヤ交換にかかる費用も高額になりがちです。

タイヤは消耗品ですから、交換するならできるだけ費用を安く済ませたいという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、タイヤ交換の工賃相場や、費用を抑えるための方法を紹介します。
タイヤ交換の種類
タイヤ交換といっても、脱着と組み換えの2種類があり、どちらの作業をするかによって工賃の値段も異なります。
店舗やネットなどで料金を確認するときは、該当する作業の料金をチェックしましょう。それぞれの意味や具体例は以下の通りです。
タイヤの脱着
タイヤの脱着とは、ホイール付のタイヤを交換することをいいます。
店舗やネットでホイールセットのタイヤを購入した際や、ホイール付で保管していたスタッドレスタイヤへの交換が該当するはずです。
タイヤ脱着の工賃は安いですが、節約したいという方は自分でも簡単にできます。興味のある方は下記の記事を参考にしてください。


タイヤの組み換え
タイヤの組み換えとは、ホイールは交換せず、タイヤのみを交換する作業です。



一般的に『タイヤ交換』といえば、この組み換えを指すことが多いと思います。
店舗やネットでタイヤだけを購入する場合は、料金表で組み換えの工賃を参考にしましょう。
また、タイヤとホイールは一見キレイな円を描いていますが、重さに多少のバラつきがあり、そのままだと回転時にブレが生じます。これを防ぐために、ホイールにタイヤを組み、専用のバランサーという機械で重さを均等にする作業をバランス調整といいます。
タイヤの組み換え時にはバランス調整が必須となり、ほとんどの店舗では『バランス調整込』などと表記され、組み換え料金に含まれます。稀に別料金となることもあるため、何も表記されていない場合は確認したほうが良いかもしれません。
タイヤ交換にかかる工賃(費用)の相場
タイヤ交換にかかる工賃は、店舗やタイヤのサイズ、車種などによっても若干異なります。
軽自動車や普通車の場合、多くの新車に標準装備されている16インチまでのサイズなら脱着は1本500円~1,000円程度です。
17インチ以降のサイズは徐々に工賃も高くなり、20インチ以上になると店舗によってかなりバラつきがあります。
また、1BOX、RV車の工賃は1.5倍程度、ランフラットタイヤは別で工賃が設定されているので注意してください。
持ち込みの場合も通常の工賃とは別料金が設定されていることがほとんどです。それでは、タイヤ交換ができる店舗別にもう少し具体的に工賃をみていきましょう。
オートバックスやイエローハットのタイヤ交換費用
全国展開されているカー用品店オートバックスやイエローハットのタイヤ交換費用です。
- スチール、アルミ:1,100円(税込)~
- 1BOX、RV車:1,620円(税込)~
- 1本1,100円(税込)~
どちらも1本あたりの工賃は1,100円~となっていますが、これはタイヤサイズによって値段が変わるためです。
一般的な乗用車のサイズであれば、1本あたり1,000~3,000円程度でしょう。20インチ以上はもう少し高くなる場合もあるかもしれません。
ガソリンスタンド宇佐美のタイヤ交換費用
ガソリンスタンドの宇佐美では、料金が明確に設定されていて、分かりやすいです。工賃も安いので、近くに宇佐美がある方はおすすめです。
- 脱着:550円
- 組み換え:1,100円(17インチまで)、1,650円(18インチ以上)
- ランフラットタイヤ:3,300円(17インチまで)、3,850円(18インチ以上)
- 脱着:880円
- 組み換え:1,925円(17インチまで)、2,475円(18インチ以上)
- ランフラットタイヤ:4,400円(17インチまで)、4,950円(18インチ以上)
※価格は税込。組み換えは脱着、ホイールバランス込の値段です。(チューブタイヤは+525円アップ)
ディーラーのタイヤ交換費用
ディーラーのタイヤ交換にかかる工賃は地域や店舗によって変わりますが、大体の相場は以下の通りです。
- 脱着:1本1,000~1,500円程度
- 組み換え:1本2,000円~8,000円程度
※組み換えはバランス込の料金。
特にベンツやBMWなどの輸入車ディーラーはタイヤ交換の工賃も高い傾向にあります。
国産車ディーラーのトヨタや日産などでも、カー用品店やガソリンスタンドなどと比較すれば工賃はやや高く、相場も1.5~2倍程度になるでしょう。
費用はその分かかってしまいますが、その車種を熟知したプロの整備士が簡単な点検なども一緒にしてくれるので、車の状態を知ることができるというメリットもあります。
また、意外とカー用品店などでは純正指定のタイヤが置いていないことも多いですが、ディーラーなら純正タイヤの在庫は豊富にあることも多いです。
持ち込みのタイヤ交換費用
タイヤをネットで購入し、持ち込みで交換する場合の交換費用は、店舗で購入する時とは別料金が設定されています。
先ほど例に挙げた宇佐美の場合、持ち込みのタイヤ交換工賃は通常の2倍に設定されていて、その他の持ち込み可能な店舗でも同じように1.5~2倍程度が相場です。
ただし、最近はネットでタイヤを購入する方も増えてきているため、持込のタイヤ交換でも格安の工賃でできるところが増えてきています。
通販でタイヤを購入するなら取付店も一緒に探せるタイヤフッドやオートウェイなどの便利なサービスもあります。



タイヤフッドは国内で有名なメーカーが中心で、オートウェイはアジアンタイヤを含めた格安タイヤが探せますよ。
タイヤ交換に付随するその他の費用
タイヤ交換にかかる費用は、タイヤ代や工賃以外にもあります。
まず1つ目は廃タイヤ処理料です。廃タイヤは家庭で処分できないので、必ずかかる費用になります。廃タイヤ処理料も店舗によって若干の違いはありますが、1本300~500円程度が相場です。
次に、ゴムバルブの交換費用です。こちらは任意での交換になりますが、タイヤ同様にゴムなので経年劣化します。
ゴムバルブの交換費用は、タイヤ交換時なら1本300~500円程度が相場ですが、後からゴムバルブのみ交換すると余計に費用がかかります。
タイヤ交換はどこで交換するのがおすすめ?
タイヤ交換は、ディーラーや整備工場、専門店やカー用品店、ガソリンスタンドなど、多くの場所で行うことができます。
交換工賃はそこまで大きく変わりませんが、この中でもタイヤ自体の価格が比較的安い専門店やカー用品店がおすすめです。
タイヤ専門店
タイヤ専門店は取扱いメーカーが限られているため、欲しいタイヤメーカーを扱う店舗を選ぶ必要はありますが、専門店というだけあり、タイヤに関する知識や技術力が高いのが特徴。
カー用品店
カー用品店は、タイヤの品揃えが豊富で、色々なメーカーのタイヤを在庫しています。
ただし、その他の店舗でもキャンペーンなどで安く販売する時期があったりします。タイミングが合えば安く購入できることもあるということは知っておきましょう。
ディーラーでのタイヤ交換はおすすめできない
ディーラーでタイヤ交換をするという方には申し訳ないですが、正直なところあまりおすすめできません。なぜなら、タイヤや工賃の値段が他と比べて高くなりがちだからです。
とは言っても、『ディーラーならやっぱり安心だし・・・』と思う方も多いでしょう。確かに、車に対しての知識や技術で考えればディーラーは安心できます。
しかし、タイヤ交換に関して言えば、ディーラーよりもカー用品店や専門店の方が数をこなしている場合も多く、知識や技術も高いです。
そもそもタイヤ交換自体、そこまで複雑な作業ではありませんし、どこで行ってもほとんど技術的な差はありません。
余程特別な理由がなければ、タイヤ交換の依頼先としてディーラーを選ぶメリットは少ないでしょう。
タイヤ交換の費用をもっと安く抑える方法
タイヤ交換の費用を安く抑えるためには、タイヤ自体の値段を比較してお店を選ぶことが重要です。
持ちこみ工賃が安いお店を探すことも大切ですが、工賃をいくら比較したところで、1本あたり500円~1,000円程度しか違いはありません。
カー用品店やガソリンスタンドなどの場所を選ぶならお店による違いはほとんどないでしょう。
しかし、タイヤの値段は、どのメーカーのどんなタイヤを購入するか、また、どこで購入するかによって大きく変わります。
最近のアジアンタイヤは性能も向上し、国産メーカーに匹敵する程とも言われていて、口コミでの評判も良いです。



実際に私もここ数年はアジアンタイヤを購入しています。サーキットでハードな走行をするなら別ですが、街乗り程度ではほとんど違いを感じません。
国産メーカーとアジアンタイヤの価格差
それでは、実際に国産メーカーのタイヤとアジアンタイヤの価格を比較し、どの程度差があるのかをみてみましょう。
今回比較するのは、プリウスαの純正サイズである、205/60R16のタイヤです。
タイヤを通販で購入する際に私も良く利用するオートウェイでは、
- ブリヂストンNEXTRY:10,510円/本
- ナンカンECO-2+:7,470円/本
- ATR RADIAL PLATINUM HP:5,820円/本
となっています。(2021年3月の価格、全て税込)
アジアンタイヤのメーカーは聞き慣れない方も多いと思いますが、ナンカンは台湾で50年以上続く老舗メーカーで、国内での評価も高く私も良く購入するメーカーです。
ART RADIALは、全日本プロドリフト選手権(通称D1グランプリ)やサッカークラブチームパリ・サンジェルマンのスポンサーとしても知られる今注目のアジアンタイヤメーカー。
国産タイヤと価格を比較してみると、この2つのメーカーでも3~5割近く安く購入できることが分かりますが、更に安いメーカーだと1本4,000~5,000円のタイヤもあります。
また、今回は16インチのタイヤサイズですが、タイヤサイズが大きくなるほど価格差も大きくなる傾向にあるので、国産メーカーで価格が高いタイヤ程安く買える確率が高いです。



まずは一度ご自身の車に装着されているタイヤサイズの値段を調べてみてください。きっとその安さにビックリするはずです。
安全性は問題ない?
オートウェイで販売されているタイヤは、全て国際的な品質規格に合格している商品です。
オートウェイの累計販売本数は2,400万本を超えており、実績からみても安全性は全く問題ないことがわかります。
先ほど紹介したナンカンは横浜ゴムから技術提供を受けていたこともありますし、ATRはピレリなどと提携して製品の品質向上に努めています。
また、ATRのタイヤはホンダやダイハツなどの海外販売車両の純正タイヤとしても使用されていて、このことからも安全性だけでなく、品質の高さも認められているということがわかるでしょう。
ただし、国産メーカーと比べると、全体的に静粛性はやや劣る部分があるので、ロードノイズに敏感な方や神経質な方にはアジアンタイヤはおすすめできません。
あまり気にしないという方であれば、国産メーカーの半額くらいで買えるタイヤもあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
通販でタイヤを購入する際の注意点
通販でタイヤを購入する場合、タイヤのサイズを間違えないように気を付けましょう。
タイヤサイズの見方はタイヤの通販サイトに必ず記載されているはずです。
純正のタイヤサイズであれば、車種や型式、グレードなどからも検索できますが、念のため注文する前に自分でも確認することをおすすめします。
【重要】送料や工賃にも注意
通販のタイヤは確かに安いですが、通販でタイヤを購入する場合、送料が1本あたり1,000円程度かかるところもあります。
さらに、タイヤを持ち込みで交換することになるため、お店によっては工賃も1本あたり2,000円程度になってしまいます。(通常は1,000円程度)
また、持ち込みでのタイヤ交換は、どこでも出来るわけではなく、店舗によっては受け付けてくれないこともあるため注意しましょう。
その他の方法で購入する場合は、持ち込みで交換できる店舗の確認や料金、タイヤの直送が可能かどうかも確認してから利用してください。
2021年3月1日~個人名宛て(自宅配送)の場合は1本220円(税込)の送料が追加で発生するように変更されました。店舗宛て(法人)は無料のままなので、直接店舗に送るのがおすすめです。
カー用品店などでもアジアンタイヤは購入できる
最近では、カー用品店などでも格安のアジアンタイヤを取り扱っています。
クムホやハンコックなど、アジアンタイヤの中でも特に有名なメーカーは、多くのショップで取り扱っているはずです。
有名なメーカーである分、国産メーカーとの価格差は小さくなってしまいますが、タイヤサイズによっては工賃や送料の関係で通販より安く済む場合もあります。
特に小さいサイズのタイヤは元々値段が安いので、通販でもそれほど価格差はありません。どちらが得かは良く考えてから購入しましょう。
まとめ
タイヤ交換は、工賃の差はそこまで大きくないため、安く済ませたいなら通販でアジアンタイヤを購入するのがおすすめです。
国産タイヤと比較すると、半額以下で購入出来ることも多いため、知らずにいるのは大きく損をしている可能性があります。
アジアンタイヤの性能は確実に上がっていて、今では国産タイヤと比較しても、ほとんどの方は違いが分からないほどのレベルまできています。
タイヤ交換は高いからと交換を後回しにしてしまうくらいなら、安いタイヤでも良いので適切なタイミングで交換するようにしましょう。
まだ試したことがない方は、ぜひ一度アジアンタイヤを試してみて欲しいと思います。アジアンタイヤの中でも、有名なメーカーはそれほど安く購入できないので、個人的なおすすめはナンカンです。
ナンカンのタイヤも高くなってきましたが、まだそれでも国産タイヤを購入するよりはかなり安い値段です。



私はいつもオートウェイで購入しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
