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新車と中古車をメリットやデメリットで比較!買うならどっちが得?

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中古車は新車と比較すれば価格が安く、その他にメリットも多くあります。

しかし、新車にはない中古車ならではのデメリットも存在します。初めて車を購入するときは、中古車のデメリットに気付かず、購入した後で後悔することもあるかもしれません。

そこで本記事では、自分が新車を買うべきか中古車を買うべきかを判断できるように新車と比較した際の中古車のメリット、デメリットをまとめました。

これから中古車を購入するという方は、ぜひ参考にしてください。

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

目次

新車と比較した中古車のデメリット

新車と比較したときに、中古車には以下のようなデメリットがあります。

  • 故障のリスクが高くなる
  • 保証面で新車に劣る
  • 価格が車の状態によって変動する
  • 欲しい中古車が見つからない場合がある
  • 信頼できる販売店を探す必要がある

なぜこのようなデメリットがあるのかについてもう少し詳しく解説します。

故障のリスクが高くなる

中古車は、新車と比較して故障のリスクが高いことが大きなデメリットになります。新車であれば、製造されてから初めてのオーナになるのが自分であるため、言うまでもなく全ての部品が新品です。

一方中古車は、既に誰かが所有していたということもあり、走行距離や年式に応じて部品の劣化や痛みが生じます。

また、劣化や痛みの具合は、単に走行距離や年式だけでは判断しにくいです。乗り方や地域の特性、メンテナンスの仕方など、あらゆる要素で車の状態は変化するからです。

中古車の場合、ある程度の予測はできても、これらの要素を正確に把握するのは難しく、新車と比較して故障のリスクが高いことは避けられません。

場合によっては、購入後に故障が頻繁に発生し、修理費が予想以上にかかることもあります。

故障のリスクを下げるためには、ある程度車の知識を付けて自分で判断できるようになるか、信頼できる店舗や店員を見つけ、良く話を聞いてから購入するようにしましょう。

保証面で新車に劣る

新車の場合は、メーカー保証がついていて、消耗品や使用者による過失で故障した場合を除き、ほとんどの故障は3~5年間保証されます。

しかし、中古車の場合は現状販売が基本となるので、販売店による保証は数カ月程度と短い場合も多いです。

中には、1ヶ月や1,000kmなどといったように、あってないような保証や、そもそも保証自体無いという販売店もあります。

最近では、新車時の保証とほぼ変わらない独自の長期保証や、外部の保証サービスを利用できる場合もありますが、その場合は別途費用がかかります。

中古車はいつ故障するかも分からず、故障箇所によっては高額になることもあるので、保証は付けた方が良いでしょう。

ただし、保証の範囲や条件など、事前に良く理解しておく必要があります。中古車の保証については、こちらでも詳しく解説しているので参考にしてください。

価格が車の状態によって変動する

中古車は新車とは違い、1台1台車の状態が異なるため、定価というものが存在しません。

そのため、同じ車種やモデルの車でも、価格の差が大きく違う場合も多く、その価格が適切なのかどうか判断が難しいというデメリットがあります。

購入時にはある程度の相場を事前に調べておく必要があるでしょう。

また、基本的には年式が古くなれば値下がりしますが、その値下げ幅も車種によって違います。

中古車なのに期待したほど値下がりせず、年式や車種によっては、新車で購入してもあまり変わらないということもあるかもしれません。

時期によっても価格は変動するので、少しでも安く購入したい場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

欲しい中古車が見つからない場合がある

新車であれば、カタログをみながらオプションを選択したり、カラーやグレードを指定して注文できます。

しかし、中古車の場合は、既に誰かが指定した装備品がついた状態で販売されているので、自分の欲しい装備がついた車が見つかりにくいというデメリットがあります。

特に新車の製造工程で付けられるメーカーオプション(サンルーフなど)は、後から付けることが基本的に出来ないので、付いている車を探すとなればかなり台数が絞られます。

さらに、走行距離や年式など、探している中古車に求める条件が多くなればなるほど見つかりにくいでしょう。

やっと見つかったと思っても、同じようにその車を欲しいと思っていた人に先を越されてしまうかもしれないので、早めに購入の決断をする必要があります。

また、人気の車種は中古車の台数も多いですが、マイナーな車になると中古車市場に流れる台数自体も少なくなります。

年式の古い中古車も次第に少なくなるので、探している車種やグレードによっては、求める条件を少なくしたり、どこかで妥協する必要がでてくるかもしれません。

信頼できる販売店を探す必要がある

新車であればディーラーから購入するので、安心して購入できますが、中古車の場合はお店選びがとても重要になります。

なぜなら、中古車の中には事故車や水没車など、何らかの原因によって価値が大きく下がる車も市場に出回っているからです。

いわゆる事故車というのは、簡単に言うと車のフレームや骨格部分に修復歴がある車のことを言い、修復歴の有無には表示の義務があります。

修復歴を偽る中古車店はかなり悪質で、ほとんどないとは思いますが、事故車ではなくても事故歴はある可能性があるということは知っておいてください。

事故があっても該当の箇所に修復歴が無ければ事故車(修復歴有)にはならないため、お店側にわざわざ告知する義務はないのです。

事故の程度によっては故障リスクが高くなる可能性もあるので、事故歴をしっかり把握していなかったり、聞いても答えられないような販売店は避けたほうがよいでしょう。

また、総額表示の義務化以前には、表示価格を安く見せ、高額な諸費用で利益を得る業者もいました。

諸費用も含めた総額表示になっているかどうか、購入の際には注意してください。

購入時の諸費用についてはこちらを参考にしてください。

悪質な販売店に注意

事故車を安く仕入れ、その事実を隠して販売する悪徳な販売店が存在することも考えられます。

事故車などは、綺麗に修理されていれば、素人の方が気付くことは難しく、価値が低い車を高く買うことになってしまうかもしれません。

最近では車検証に走行距離が記載されるようになったため、ほとんど見かけなくなりましたが、メーターを巻き戻し、走行距離を偽装する詐欺業者も以前はありました。

業者から購入する場合はまずないと思いますが、個人売買などでは十分あり得るので注意しましょう。

新車と比較した中古車のメリット

中古車には、デメリットばかりではなく、それを補うほどのメリットも多くあります。

具体的には、

  • 新車と比べて価格が安い
  • 選べる車種やモデルが多い
  • 納車が比較的早い
  • オプション付やカスタムされた車もある

などです。

ここからは、もう少し詳しく中古車のメリットを解説します。

新車と比べて価格が安い

言うまでもなく、中古車最大のメリットは、新車価格よりも安く購入できるという点です。価格が安いということは、新車では手の届かない車種やグレードなども購入できる可能性が広がります。

敢えて安めの中古車を購入し、カスタムにお金をかけるという方もいるでしょう。

また、免許を取ったばかりの時は、車をぶつけてしまわないか心配な方も多いと思いますが、新車より価格の安い中古車の方が、精神的にも気軽に乗れるはずです。

ただし、年式が13年以上古い中古車になると、税金が通常より多くかかるようになるため、維持費が高くなるということは知っておいた方が良いでしょう。

選べる車種やモデルが多い

新車の場合は、現在販売されている車種やモデルの車しか購入できません。

しかし、中古車の場合は、これまでに販売された車種やモデルが全て対象となるため、自分好みの車が見つけやすいというメリットがあります。

今現在販売されている車を見ても、コレだ!という車が無いという方もいると思います。特に車が好きで、欲しい車のイメージが元々ある場合には、中古車から探してみると良いかもしれません。

車種や車に詳しくない方でも、グーネットなどの中古車検索サイトを利用すれば、色々なタイプの車を気軽に見ることができます。

具体的な車種が決まっていなくても形から探すことができたり、ズバブーンのようにプロに相談しながら中古車を探すこともできますよ。

納車が比較的早い

新車の場合、注文してから納車まで早ければ2~3週間程度で納車されますが、メーカーに在庫が無ければ1ヶ月前後かかることも多いです。注文が殺到し、生産が追い付かない場合には、納車まで数カ月待つ場合もあります。

一方中古車の場合、既に車があるので、必要な手続きが終わればすぐに納車できるというメリットがあります。

名義変更に車庫証明が必要の無い軽自動車なら、早ければ1週間以内に納車できることもあります。普通車の場合でも、余程大がかりな整備などがなければ1~2週間程度で納車できるはずです。

オプション付やカスタムされた車もある

中古車は、既にオプションが付いていたり、社外パーツなどでカスタムされた車も販売されています。新車を購入し、自分でカスタムするとなれば、費用と手間がかかるので、最初から中古車がカスタムされていればお得に購入できるかもしれません。

また、新車の場合は、販売されているカスタムパーツもまだ少なく、好みのパーツが無いことも多いです。しかし、中古車の場合は、既にカスタムパーツが多くのメーカーから販売されているので、比較的自由に選べます。

ただし、カスタムパーツは車種によって多かったり少なかったりするので、カスタムする予定のある方は事前に調べておきましょう。

あなたはどっち?中古車が向いている人、向いていない人

ここまで中古車のメリットやデメリットについて解説してきましたが、どちらが良いというわけではなく、自分に合ったほうを選ぶことが大切です。

中古車が向いている人、向いていない人の特徴を簡単にまとめましたので、参考程度にご覧ください。

中古車が向いている人

以下に当てはまる方は、新車より中古車のほうが向いていると思います。

  • 車種にこだわりがなく、安く車を買いたい人
  • 車の購入費を抑えてカスタムにお金をかけたい人
  • とにかく早く車が欲しい人
  • 今より昔の車に魅力を感じる人(特に欲しい新車がない)
  • 免許をとって日が浅く、初めて車を購入する人

中古車の良い点は、購入費用を抑えることで他にまわすことができることです。車にこだわりがなければ、わざわざ高額な新車を購入する必要は少ないでしょう。

中古車といっても程度は色々あり、内外装が綺麗な車は山ほどあります。新車の中に特別欲しい車がなければ、中古車を選んだ方が良いはずです。

ほとんど新車と変わらず、お得に購入できる『新古車』という中古車もあるので、そちらを検討するのもアリだと思います。

中古車が向いていない人

以下に当てはまる人は、中古車は向いていないかもしれません。

  • 誰かが乗っていた車に抵抗や不安がある
  • 小さな傷なども気になってしまう人
  • 臭いに敏感な人
  • できるだけ故障が少ない車に乗りたい人
  • 常に新しい車に乗っていたい人
  • 出来るだけ長く大切に車を乗りたい人

中古車はどのように乗られていたかによって故障のリスクが大きく変わるため、少しでも故障のリスクが低い車に乗りたいという方は新車の方が良いでしょう。

ただし、新車であってもメンテナンスを怠れば当たり前のように故障します。

メンテナンス自体もできるだけしたくないというのであれば、購入ではなくリースやレンタカーのほうが良いかもしれません。

また、中古車は細かいキズや多少なりとも臭いがある場合も多いです。最近の消臭技術はかなり進歩していますが、臭いに敏感な方は新車をおすすめします。

常に新しい車に乗っていたい場合は、残クレを利用すると無駄な費用を抑えることができます。残クレにはメリットばかりではないので、デメリットも知ったうえで利用しましょう。

結局新車と中古車はどっちがお得なの?

新車や中古車には、それぞれメリットとデメリットがあり、どっちがお得だと感じるかはその人の価値観によって異なります。

基本的に車は長く乗れば乗るほどお得であり、乗り続ける予定の年数と価格から決めるとどちらがお得かは簡単にわかるでしょう。

ちなみに、車種や見た目にこだわらず、単純にコストパフォーマンスだけを考えるのであれば、中古で状態が良く、尚且つ安いという不人気車が一番おすすめです。

ただ、それでは途中で飽きてしまう場合も多く、結局乗り換えることになるならお得とはいえません。

単純に価格だけで考えるのではなく、車に何を求めるか、何を重視するかも踏まえて自分に合った方を選べば失敗は少ないはずです。

また、中古車といっても状態は1台毎に違います。

なかなか条件の良い車が見つからないという場合もあるかもしれませんが、ネットに掲載されている中古車はほんの一部に過ぎません。

掲載されていない非公開車両にも多くの中古車があなたとの出会いを待っています。

非公開車両についてはこちらの記事でも詳しくまとめてありますので、興味があれば参考にしてくださいね。

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自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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