以前は中古車に保証が無いというのは当たり前の時代でしたから、保証なんていらないと考えている方も多いかもしれません。
しかし、今では保証の内容も充実していて、かなり広い範囲の故障に対応している保証もあります。そのため、中古車を購入する際には、保証がついているかというのも大きな判断材料になっています。

ですが、もちろんただ保証が付いていれば良いというわけではありません。重要なのは故障したときにどこまで保証されるのかという点であり、購入前に良く理解しておかなければトラブルの元にもなりかねません。
そこで本記事では、中古車保証の種類やその内容、保証の必要性についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
中古車に保証はいらない?故障はどこまで保証されるの?
中古車を購入する際に、保証がついているかを重要視している方は意外と少ないです。そのため、納車されてから短い期間で故障したというトラブルも多くなっています。
簡単な部品交換で済む故障ならまだ良いですが、エンジン載せ替えにもなれば、数十万円の高額な修理費用がかかります。
そもそも中古車は新車とは違い、走行距離や経過した年数によって様々な箇所が消耗しています。その程度はそれぞれ違いますが、中古車はいつ故障が起きてもおかしくはないということは頭に入れておきましょう。
しかし、展示されている車は見た目もキレイにされていたり、整備もある程度完了している場合も多く、見ただけで判断するのはかなり難しいはずです。
さらに、中古車はしっかり試乗ができるケースも少なく、いざ乗ってみたら後で不調や異音などに気付くことも多くあります。
購入後も安心して車を乗るためには、万が一故障が発生した時に備えて保証が付いているかは必ず確認しましょう。
故障時の保証される範囲に注意!
保証が付いているから安心!と思っていても、いざ故障が発生したら保証の対象外だったというケースも良くあります。
後で詳しく説明しますが、保証の内容は販売店によっても大きな違いがあるため、保証の有無だけでなく、どんな故障に対して保証されるのか、その内容を理解しておかなければなりません。
最低限チェックしておきたいポイントは、
- 保証期間や走行距離の制限
- 保証はどこで受けられるのか
- 具体的な保証対象箇所が明記されているか
- 保証が適用されない条件などはないか
などです。
中古車の保証の期間は、最低でも6ヶ月程度は欲しいところですね。おすすめの保証期間として理想を言えば、次の車検まであると安心です。
輸入車を中古で購入する場合は?
輸入車を中古で購入する場合、国産車を購入するときより保証の存在が重要になります。なぜなら、輸入車は国産車と比べると、圧倒的に故障しやすいからです。
これは、技術力の差というよりは、考え方や文化の違いによる差なのではないかと私は思います。
そもそも、日本とは違う環境を想定して作られているのですから、故障しやすいのは当たり前といえば当たり前かもしれません。
さらに、輸入車の場合は、同じような故障でも国産車より修理費用が高額になることが多いです。購入後に余計な出費を増やさないためにも輸入車を中古で購入する際は、保証付きを選んだ方が安心です。
中古車保証の種類と内容
中古車に適用される保証には、大きく分けて以下のような3つの種類があります。
- メーカー保証
- 販売店独自の保証
- その他の外部保証サービス
それぞれ適用条件や保証内容が違うので、1つずつ紹介していきます。
メーカー保証
新車を購入すると、メーカー保証が付いています。これは車に対する保証なので、期間が残っていれば中古車でも保証を継承することができます。
メーカー保証には、
- 一般保証(3年または60,000km)
- 特別保証(5年または100,000km)
の2つがあります。
一般保証は、消耗品を除くほぼ全ての部品が保証対象です。期間は、上記の早い方が適用されます。
エンジンやステアリング、ブレーキなどの走行上特に重要な部品に関しては、特別保証の対象となり、一般保証より長い期間が設定されています。
つまり、購入する中古車の年式や走行距離がこれらの条件を満たしていれば、販売店に関係なく保証を継承できるということです。
点検の費用は別途かかりますが、1~2万円程度で新車と同じ手厚い補償が受けられるので、期間が残っていれば継承しておくことをおすすめします。
販売店独自の保証
メーカー保証とは違い、販売店が独自に保証を付けている場合も増えてきています。
ガリバーの場合
例を挙げると、大手中古車販売店のガリバーは、全車に6ヶ月以上の保証が付いていて、最長10年の有料保証もあります。有料の保証は範囲も広く、最初の1年は消耗部品も保証対象に入っていて、かなり珍しいと言えます。
しかし、有料保証に加入するには、年式や走行距離に制限があったり、2年目以降は保証の修理に免責金が発生するというデメリットもあります。また、車検もガリバーで受ける必要があり、色々と条件が多い保証です。
無料の保証が手厚いのはディーラー系中古車販売店
無料の保証が手厚いのはディーラー系の販売店で、例えばトヨタの場合だと、全ての中古車に1年の保証が付いています。保証対象となる部品も、消耗品を除いたほぼ全てが含まれています。
また、追加料金を払うことで延長ができ、その料金も比較的安く設定されています。
安心して乗れる中古車が欲しいという方には最もおすすめの販売店と言えるでしょう。
その他の外部保証サービス
販売店保証の有無に関わらず、外部の保証サービスに加盟している店舗も多くなっています。
外部保証サービスの例を挙げると、
- プライムワランティ
- EGS保証サービス
- カーセンサーアフター保証
- グー保証
- オークネット保証
などがあります。
故障リスクが高いほど高額になるので、保証というよりは保険に近い感覚です。加入条件はサービスによっても違いますが、年式が13年以内など、意外と古い車でも加入できます。
有料の保証だけあって、保証の範囲は広く、修理も購入店舗だけでなく、全国の加盟店で受けられる便利なサービスです。
特に遠方で中古車を購入した時には、これらの外部保証サービスがあると安心ですね。
中古車保証の相場は?
中古車に有料の保証を付ける場合、外部の保証サービスなら料金表があることも多いですが、販売店独自の有料保証は料金が不透明なことも多いです。
見積りをして初めて保証の料金を知ったという方も多いのではないでしょうか?
保証の内容や期間、走行距離や年式などによって料金は変わるので、一概にいくらと言うのは難しいですが、大体の相場をまとめてみました。
国産中古車に有料保証1年を付けた場合の相場(初年度登録から5~10年、走行距離10万km以内)
- 軽自動車
-
2~4万円前後
- 乗用車
-
3~5万円前後
上記の相場は、保証範囲の広い各社外部保証サービスの価格を参考にしています。
保証内容によっても違いはあるので、この相場価格はあくまで参考程度に考え、大きく外れていなければ相場通りと言えるでしょう。
ちなみに、輸入車の場合は国産車とは料金が大きく異なり、最低でも10~20万円程度はかかると思っておいたほうが良いでしょう。
まとめ
最近の車は壊れにくくなってきてはいますが、電子制御されている部品も多く、故障時の修理費が高くなりがちです。中古車はいつ壊れてもおかしくはないので、万が一のことを考えれば、数万円程度の保証をつけることはそれほど高いとは思いません。
ただ、中にはほとんど意味のない保証に高額な料金がかかっている場合もあるので、保証内容や条件などを良く確認する必要があります。
また、販売店によっては手厚い保証が標準でついている場合もありますが、その分車両価格は相場より少し高くなっているはずです。購入時には見せかけの表示価格に騙されず、保証の内容や料金、その他の諸費用全てを含めた総額で検討してくださいね。



中古車の諸費用については、こちらでも詳しくまとめてあるので参考にしてください。


